まじめな人ほど不安になる、初めての失業保険手続き

初めての失業保険受給の手続きは、イメージできないことも多くて不安に思うものです。
ハローワークの案内等には当然ながら建前で書かれていることも多く、特にまじめな人ほど真正面から受け取り不安に思ってしまいます。

「自分は貰えないんじゃないか」とか「窓口で弾かれるんじゃないか」とか――


しかし心配はいりません。
失業保険受給の手続きは機械的なもので、条件さえ満たしていれば粛々と手続きが進んでいき給付金が支給されます。

今回の記事は、
初めての失業保険受給の不安が解消されるような記事にしてみました。

不安①:「積極的に就職しようとする意思」がないと受給できない?

ハローワークの案内では、
失業保険を受給できる人の条件に「積極的に就職しようとする意思があること」等と書かれています。


これ、本当に不安になりますよね?

これを真正面から受け止めると、「死に物狂いで仕事探しをしつつ、尚且つそれでも仕事が決まらない人」でないと失業保険は貰えないものなのだと思ってしまう人もいますが、実情はだいぶ異なります。


実際には――

・決められた認定日に窓口を訪れる
・次回認定日までの間に2回の求職活動実績を得る

などの基本的な条件を満たす行動をしていれば、「積極的に就職しようとする意思がある」と認められます。

ですので、
窓口で「あなた、積極的に就職する意思が足りないんじゃないですか?」とスタッフに詰められることはありませんし、「意思の有無」を理由に失業保険が受給できないこともありません。
定められた最低限のことを粛々とこなしていれば何も問題ありません。

初めての失業保険受給の不安が、一気に解消したのは「受給者説明会」に参加したときでした。
説明をする職員の言葉の端々から「いろいろ書いてますけど、決められた手続きさえちゃんとやってくれれば給付されますよ」という本音(?)のニュアンスを感じ取ることができ、とても安心しました。

また参加者側においても本当に幅広い年齢層の人が参加していて、
(おそらく)この人たちのほぼ全員が失業保険を受給しようとしているんだと思えると、それまでなんとも言えない後ろめたさのあったものが和らぎ、気が楽になりました。

不安②:求人への応募を強要されるのではないか?

注意書き等には、
「ハローワークから自分に適した仕事が紹介されれば、すぐに応じられること」等と書かれています。
毎回の手続きで記入する「失業認定申告書」にも同様の記載があり、承諾のチェックを付けないといけません。


これも不安ですよね?

そんなことを書かれてしまうと、「やりたくない仕事を紹介されたらどうしよう…」「そして断れなかったらどうしよう…」と尻込みしてしまいます。


実際には、求人への応募を強要されるようなことはありません。
(普通に考えれば、そんなことをしたら大きな問題になります。)

実際のところ、ハローワークのほうから仕事を紹介されること自体が非常に稀です。
こちらから求人を紹介して欲しいと希望しない限り、あまり遭遇するケースではないでしょう。


もし紹介されたとしても、実際に応募するかどうかは本人の判断です。

自分に適した仕事が紹介されれば――」という文言のとおり、何がなんでも紹介された求人に応じないといけないとは書いてありません。
そして、自分に適した仕事なのかを判断するのはあなた自身です。
違うと思ったら断ってしまって何ら問題ありません。

不安③:手続きのたびにスタッフにあれこれ詮索されるのではないか?

窓口スタッフとのやりとりにストレスを感じるという人は、
これから手続きのたび継続的にハローワークに通わないといけないとなると不安ですよね。

もしかしたら「面談・ヒアリング」のようなものをイメージされていて、毎回根掘り葉掘り詮索されるのではないかと不安に思うかもしれません。


窓口での手続きは、主に「認定日の手続き」「求職活動実績の獲得」のふたつに分けられます。

まずは「認定日の手続き」
こちらは本当に流れ作業です。
書類に不備がないか、受給の条件は満たしているか等々のチェックが行われ、特に問題がなければ面談・ヒアリング的な要素はありません。

認定日は多くの人がハローワークに来所し、特に都市部では数十分待たないといけないほどに込み合います。
窓口スタッフも粛々と手続きを進めるのに精一杯です。

次に「求職活動実績の獲得」については、
利用するハローワークによって内容にそれなりの違いがあります。

ハロワの端末を使って求人検索をするだけで実績をくれるところもあれば――
毎回スタッフからのちょっとした面談・ヒアリングを受けないと実績をくれないハロワもありました。

また対人のことでもありますので、どうしても合わないスタッフに遭遇してしまうこともあります。
私自身、「あまりにも馴れ馴れしくて無理だな…」と感じるスタッフに遭遇してしまい、ハロワに通うのが億劫に感じてしまうこともありました。


ただ、認定日の手続きは手続きを始めたハロワでしかできませんが、
求職活動実績の獲得はどこのハロワでも行えます。

「合わないなあ…」と思って悶々とするくらいであれば、求職活動実績の獲得は別のハロワで行うというのもひとつの手です。

失業保険の受給期間中は、皆なんらかの事情で仕事を辞め、そこから次のステージに向けての大切な期間です。
可能な限り無駄なストレスなく過ごし、新たなステージに進んでいきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました