失業保険受給に必要な「求職活動実績」の獲得について解説

今回の記事では、「求職活動実績」について解説していきます。

求職活動実績の基本

失業保険を受給するには、次回認定日までの期間(基本、4週間)の間に2回の求職活動実績が必要です。
求職活動実績として認められる活動には、以下のようなものが挙げられます。

  • 求人への応募
  • ハローワークでの職業相談・職業紹介
  • ハローワークでの講習・セミナーの受講
  • 許可・届け出のある民間機関、および公的機関での職業相談・職業紹介
  • 許可・届け出のある民間機関、および公的機関での講習・セミナーの受講
  • 再就職に資する国家試験・検定等の受験

求職活動実績の獲得は割り切ってやるべき

上記のリストを見て頂ければ感じると思いますが、
(昔からの古い仕組みでもありますので…)今の時代の求職活動の実態からはかけ離れている部分があるかと思います。

実際に仕事探しをするとなると、民間の求人サイトで検索したり、転職エージェントに登録したりというのが一般的な動きですが、そういった活動は求職活動実績とは認められません。

ですので、ここはもう割り切って

求職活動実績を得るための求職活動と、本当に仕事を探すための求職活動とは別物と考えて活動するのがよいと思います。


別記事でも解説しますが、ハローワークのみでの仕事探しは基本的にはおすすめしません。
ハローワークに通うのは失業保険受給手続きのためと割り切ってしまい、本当の仕事探しには民間の求人サイトや転職エージェントを活用することが有効でしょう。

効率的に「求職活動実績」を得るために

求職活動実績の獲得には、「ハローワークでの職業相談・職業紹介」を行うのが簡単でしょう。
ハローワークの窓口にハローワーク受付票を提出し、「求職活動で来ました」と伝えれば誘導してくれます。

ただし、ハローワークによって内容にはそれなりにバラつきがあります。
私が体験した限りでも――

  • ハローワークの求人端末に誘導され、しばらく求人検索をした後、最後に一言二言「気になる求人はありましたか?」くらいのことを聞かれて終了のところ
  • すぐに相談窓口に誘導され、「お仕事探しはされてますか?」「他に気になることはありますか?」くらいの言葉を交わし終了のところ
  • 毎回がっつり5~10分程度のヒアリングをされるところ

など様々。
その他、インターネット上でも多くの体験談を目にすることができます。

とはいえ「ハローワークを訪れたのに活動実績を貰えなかった」という話は聞いたことがありませんので、多少面倒かもしれませんがこれが確実です。


尚、職業相談・職業紹介による就職活動実績の獲得は、最寄りのハローワークでなくても全国どのハローワークでも可能です。
このハローワークは合わないなあ…(面倒だなあ…)と思ったら、別のハローワークで活動実績を獲得するという選択肢もあります。

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