
私は過去に二度、失業保険を受給しました。
正直なところ、ただダラダラしていた時間も多かったのですが、一方で今の人生に役立ったなと思える有意義な時間もありました。
今回はそんな、失業保険受給中にしていたことについて書いていきます。
一度目の受給期間:リフレッシュ&自分探し
一度目の失業保険受給は、新卒で入社した会社を10年働いた末に辞めたときでした。
この時にやっていたことは、簡単にいえば「リフレッシュ&自分探し」です。
まあ…よくあるパターンでしょうか。
当時はまだ働き方改革などが叫ばれる以前の時代。
私は当たり前のように残業100時間とかをこなしていました。
働いていた当時は何も感じていませんでしたが、実際には相当疲れていたようです。
趣味や興味・関心も徐々に削ぎ落されていって、やりたいこともないし欲しいものもない、ただ淡々と日々をこなす生活を送っていました。
いわゆる「枯れた」状態だったと思います。
リフレッシュした後は、
(当時、別に「自分探しをしよう!」と思っていたわけではないのですが、それ以外に適切な言葉が見当たりませんので…)
地域おこしイベントのスタッフ、選挙スタッフ、変わったところでは地下アイドルの運営手伝い、など。
今まで体験したことのないようなことをたくさん体験できました。
失業保険受給中は、お金の貰えるお仕事をすると手続きやら何からいろいろと面倒ですので、だったらということで普段だったらやらないようなことに手を出せたのかもしれません。
この頃にやっていたことは、明確に今の生活の役に立っていると言えるものから、なんとも言えないものまで様々ですが…。
きっと、自分の人生の糧となってくれているものと信じています。
二度目の受給期間:リスキリング(Reskilling)
二度目の失業保険受給中は、プログラミングの勉強をしていました。
人生のタイミングとしては、
これからもサラリーマンとして生きていくのか、フリーランスの道を目指すのかという分かれ道のタイミング。結果的に、ですが、この時に学んだプログラミングは私がフリーランスとして生きていく上での大きな武器となりました。
大人になってから新しいことを本格的に勉強しようとすると、まとまった時間の確保が大きな課題です。
実際私も、会社で必要な資格試験のタイミングくらいしか勉強する機会がありませんでした。
そういった意味で、失業保険受給期間中というのはリスキリングの絶好の機会です。
正直学生時代は勉強は面白さはまったく理解できていませんでしたが、大人になって、そして自分の意思でやる勉強はとても面白いものでした。
(この時点で30代、とても今更なことですが…。)
当時ほどの時間は確保できませんが、今でも勉強は続けることができています。
今の人生に満足していますか?
私は今の自分の人生に満足していますので、
サラリーマンを辞めてよかった、失業保険受給期間をよい方向に活用できた、という方向でどうしても話をしてしまいます。
しかしながら当然デメリットもありますので、全面的におすすめできるものでもありません。
周りからは「最初の会社にずっといればよかったのに」と頻繁に言われます。
客観的に見れば、やはりそうなのでしょう。
私としても、「どちらが良かったのか」というのはさすがに分かりません。
ただ、私としては今の生活が「自分で考えて選択した道」であることがとても重要だと思っています。
だからこそ今の自分の人生に満足できているのだと思います。
私がサラリーマンを目指したのは、親の期待や周囲の環境などからそれ以外に選択肢を持っていなかったからでした。
それでも人生良い結果に転べば、まあ良かったかなと思えるのかもしれませんが、悪い結果に転んだ場合には悔やんでも悔やみきれません。
この記事が皆さんの人生の選択肢の、参考のひとつとなれば幸いです。
コメント